先に結論をお伝えします。高学年の口答えや暴言にその場で返すべきなのは、言葉の中身への答えではなく、「この話はここまで」という場の区切りです。中身を扱うのは、お互いが落ち着いてからで間に合います。
その場で区切るか、あとで扱うかは、親がどれだけ我慢できるかでは決まりません。出てきた言葉が「要求」「反論」「発散」のどれなのかで決めます。この聞き分けから先にお伝えします。
出てきた言葉を、要求・反論・発散の3つに聞き分ける
口答えも暴言も、ひとかたまりの「反抗」として受け取ると、どれも同じ重さに感じられます。けれども、子どもの口から出てくる言葉の例を並べてみると、3つの種類に分かれます。
- 「自分で決めるから」「ほっといて」
- 「お母さんだって、スマホ見てるじゃん」「なんでダメなの」
- 「うざい」「あっち行って」
1つ目は、「ここは自分に任せて」という申し出です。これを要求と呼びます。
2つ目は、親の言うことの筋を突いてくる言葉です。これを反論と呼びます。考える力が伸びてきた証拠でもあります。
3つ目には、中身がありません。学校や外で使い切った気持ちの残りが、家で出ているだけです。これを発散と呼びます。
種類ごとに、親の動きを分けます。
| 子どもの言葉 | その場で親が言うこと | 落ち着いてからやること |
|---|---|---|
| 要求「自分で決める」「ほっといて」 | 中身には答えず、「わかった、あとで話そう」 | どこまで任せるかを決める。任せた分は取り上げない |
| 反論「お母さんだって」「なんでダメなの」 | 言い負かそうとせず、「言い分は聞いた」 | 筋が通っている部分を1つだけ認め、決まりを直す |
| 発散「うざい」「あっち行って」 | 内容には取り合わず、親のほうが先にその場を離れる | 言葉そのものには、翌日に一度だけ短く触れる |
要求と反論には、話し合う中身があります。発散だけは、中身がありません。中身のない言葉に中身のある返事をしようとすると、話は際限なく長くなります。長くなった話は、どちらも引けなくなって終わります。
こども家庭庁が公開している「体罰等によらない子育てのために」というとりまとめも、子どもが「言うことを聞かない」理由は一つではないと前置きしています。
「保護者の気をひきたい、子どもなりに考えがある、言われていることを子どもが理解できていない、体調が悪いなど、様々です。」
そのうえで、「重要なことでない場合、今はそれ以上やり合わない、というのも一つの方法かもしれません。」と述べています。急ぎでない話なら、今は言い合いを続けなくてよい、ということです。
やり合わないことは、負けることでも、しつけを放棄することでもありません。話す場所を、あとに移しているだけです。
今日やってみること
今夜、子どもに言い返されたら、返事をする前に心の中で「要求・反論・発散のどれかな」と一つ選んでみてください。発散だと思ったら、何も言い返さずに、その場を離れます。
暴言への対応は「その場」と「落ち着いてから」で分ける
暴言が出た日にやることは、2段階です。その場では、場を閉じることだけをします。中身は、間を置いてから1つだけ扱います。
場を閉じる
(数時間〜翌朝)
中身を1つだけ扱う
更新される
その場でやること
- 用件があるなら、用件だけを言い切る(「ごはんは7時に出すね」)
- 言い方については、短く1つだけ伝える(「その言い方はやめて」)。理由の説明や説教を足さない
- 返事を待たず、親のほうが先にその場を離れる
3つめが要です。言い返さずにその場に立ち続けると、黙って向き合っていること自体が、次の一言を呼びます。
先ほどのとりまとめも、気持ちの切り替えについてこう書いています。「時間的に可能なら、待つことで子どもの気持ちや行動が変化するかもしれません。難しければ、場面を切り替えること(家から出て散歩をする等)で注意の方向を変えてみてもよいでしょう。」待つか、場面を変えるか。離れるのは子どもからではなく、その場面からです。
落ち着いてからやること
- 言葉そのものには一度だけ、短く触れる(人を傷つける言葉は、家でも外でも使わない、という一点だけ)
- もとの用件について、「次からどうするか」を1つだけ決め直す
- 決め直しが終わったら、その日の出来事を蒸し返さない
暴言を「反抗期だから」と聞き流す範囲に入れる必要はありません。同じとりまとめには、次の一文があります。
「大人に対する叩く、殴る、暴言を言う等の行為が人権侵害として許されないのと同様に、子どももまた、尊厳を有する人権の主体であり、叩く等の行為は人権侵害として許されません。」
大人から子どもへも、子どもから大人へも、人を傷つける言葉や行為は許されない、ということです。言葉の扱いは、親子のどちらの側からも同じです。
売り言葉に買い言葉が、家に何を残すか
強い言葉には、強い言葉で返したくなります。けれども同じとりまとめは、怒鳴って言うことを聞かせるやりとりについて、こう述べています。
「根本的な解決にはならず、むしろ子どもに暴力的な言動のモデルを示すことになります。つまり、自分も周りの人に対して同じように振る舞ってよい、と子どもが学ぶきっかけにもなり得ます。」
その場で勝っても、次の口論で同じ言葉が返ってくる、ということです。
今日やってみること
次に「うざい」と言われたら、「その言い方はやめて」とだけ言って、親のほうが先に台所や部屋を出てみてください。翌朝、もとの用件だけをもう一度伝えます。前の晩の話は持ち出しません。
小4・小5・小6で、何がどう違うのか
学年が1つ上がるごとに、口答えの形は変わります。ただし、年齢できっちり区切れるものではありません。
こども家庭庁の放課後児童支援員向け研修教材は、児童期をおおむね6歳〜8歳(低学年)、9歳〜10歳(中学年)、11歳〜12歳(高学年)の3つの時期に分けています。そのうえで、「この区分は、同年齢の子どもの均一的な発達の基準ではなく、一人ひとりの子どもの発達過程を理解する目安として捉えるべきものである。」と明記しています。同じ学年でも、子どもによって進み方は違う、ということです。
目安として、家で起こりやすい場面の例を並べます。
| 学年 | 家で出やすい場面 | 親が先に変えること |
|---|---|---|
| 小4 | 「なんで?」「お母さんだって」と言い返され、親が言い負かされる | 言い分の筋だけを聞き、その場で正しいかどうかを判定しない |
| 小5 | きょうだいや祖父母の前で注意されたときに、言葉がとくに強くなる | 注意する場所を、ほかの人がいない場に移す |
| 小6 | 口答えより、黙る・「別に」が増える家もある | 決めごとの見直しを、本人から言い出せる形にしておく |
小学4年生は反抗期なのか
反抗期という言葉を使うかどうかより、何が変わったかを見るほうが実際的です。先の研修教材は、おおむね9歳〜10歳頃について、次のように述べています。
「論理的な思考や抽象的な言語を用いた思考が始まる。道徳的な判断も、結果だけに注目するのではなく、動機を考慮し始める。」「同年代の集団や仲間を好み、大人に頼らずに活動しようとする。他者の視線や評価に一層敏感になる。」
筋道を立てて考えられるようになり、仲間との時間が大事になり、人からどう見られるかが気になり始める時期だということです。
この時期に増えるのは、反抗というより「反論」です。親の指示の中にある矛盾が見えるようになり、それを言葉にできるようになりました。言い返す力そのものが、伸びているのです。小学3年生から同じ変化が始まる子もいます。
小学5年生で言葉が強く出るとき
高学年の入口で、言葉がいちばん荒くなる家は少なくありません。人の目が気になる時期に人前で注意されると、子どもが守ろうとするものが変わります。用件ではなく、自分の面子を守ろうとするのです。そうなると、内容が正しくても受け取れません。
手をつけるのは言い方ではなく、場所です。きょうだいや祖父母、友だちのいる場では、生活のことに触れるのをやめます。1対1になれる時間に移すだけで、同じ注意が通ることがあります。
小学6年生で口数が減るとき
高学年の後半は、反抗の出方が、外に出るものから内にこもるものへ変わる家が増えます。研修教材は、おおむね11歳〜12歳頃について、次のように整理しています。
「学校内外の生活を通じて、様々な知識が広がっていく。また、自らの得意不得意を知るようになる。」「大人から一層自立的になり、少人数の仲間で『秘密の世界』を共有する。友情が芽生え、個人的な関係を大切にするようになる。」
親の知らない、友だちとだけの世界を持ち始める時期だということです。
さらに、「身体面において第2次性徴が見られ、思春期・青年期の発達的特徴が芽生える。しかし、性的発達には個人差が大きく、身体的発育に心理的発達が伴わない場合もある。」とも述べられています。体の変化が先に進み、気持ちの整理が追いつかないことがある、ということです。そのあいだは、本人にも説明のつかない不機嫌が出ます。口数が減ったことを、関係が悪くなったしるしとして数えなくてかまいません。
10歳前後で親の関わりそのものを切り替える順番は、10歳の壁で親が入れ替える評価・決定・情報の3つにまとめています。
今日やってみること
今週、子どもに注意したいことがあったら、きょうだいや家族がいる場では言わずにおいてみてください。子どもと2人になったとき、たとえば車の中やお風呂の前に、一言だけ伝えます。
ほっとく範囲と、ほっとかない範囲
「ほっとく」かどうかは、話の内容では決まりません。その決定権をもう本人に渡したかどうかで決まります。
小学生は中学生と違い、生活の多くがまだ親の手の中にあります。だから、全部を放すことも、全部を握り続けることもできません。渡したもの、これから渡すもの、まだ渡さないものの3つに仕分けます。
| 区分 | 中身の例 | 口答えが出たときの親の動き |
|---|---|---|
| もう渡したもの | 髪型、服の好み、部屋の中の散らかり方、友だちとの付き合い方 | 中身を検討しない。渡したものを、口のきき方を理由に戻さない |
| これから渡すもの | 起きる時刻、宿題を始める時刻、おこづかいの使い道、ゲームや動画の終わり方 | その場では決めず、落ち着いてから「次からどうするか」を一緒に決め直す |
| まだ渡さないもの | 行き先と帰る時刻の共有、大きなお金の出入り、睡眠と食事、通学 | 返事がなくても確かめる。口答えがあっても内容は変えない |
いちばん揺れやすいのは1行目です。たとえば、髪型を自分で決めていいと言ったあとで、口のきき方が悪かった罰に「やっぱり床屋で短くする」と取り上げたとします。いったん渡した決定を、態度が悪いことへの罰として取り上げると、渡したこと自体がなかったことになります。次からは、渡されても本気で受け取らなくなります。
真ん中の行では、失敗を先回りして防がないことが中心になります。宿題を忘れて困る。おこづかいを数日で使い切る。高学年のうちに起きるこうした失敗は、防ぐべき事故ではありません。小さな代償で済む練習です。
研修教材も、おおむね11歳〜12歳頃について「日常生活に必要な様々な概念を理解し、ある程度、計画性のある生活を営めるようになる。」としています。自分で予定を立てて暮らす力が、つき始める時期です。計画を立てる力は、立て損なった経験からしか育ちません。
「この子のため」の内側を見ておく
口答えされたときに取り上げたくなるもの。先回りして片づけたくなること。その多くは、子どもの困りごとではなく、親の側の不安を下げる動きです。
「このまま中学生になったら」という想像に押されて今日の一言が出ているなら、実際の出来事の大きさと、手の出し方が合っていないかもしれません。これは誰にでも起きることで、気づけば戻せます。
小学生が宿題をやらないときの線引きも、同じ「どこまでを本人に返すか」の話として整理しています。
今日やってみること
今夜、紙に「もう渡したもの」「これから渡すもの」「まだ渡さないもの」の3つの欄を作り、思いつくものを1つずつ書いてみてください。「もう渡したもの」の欄に書いたことには、明日から口を出しません。
なぜ高学年になると口答えが増えるのか
口答えが増えるのは、関係が壊れたからではありません。関わる相手が、家の外へ広がったからだと説明されています。
福島大学の紀要に、第二反抗期を扱った研究が載っています。思春期を経験した人への聞き取りから、変化の流れを整理したものです。中学生になってからの話に見えますが、始まりとして描かれているのは、その手前の小学校高学年の時期です。
「思春期以前においては、親の求める子ども像でありたいと感じるなど、親からの評価を強く意識する時期であると考えられる。そこから、関わる者が親から友人へと拡大することをきっかけにして、親から距離をとりたい、自立したいと感じるようになり、親に対する依存と親からの自立の間で葛藤を抱き始める。」
平たく言えば、親からの評価を強く意識する時期から、友だちとの世界が広がるにつれて、親に頼りたい気持ちと離れたい気持ちの両方を抱えるようになる、ということです。
そして、「その親に対して生じた葛藤は、関わりへの抵抗や親への反発といった反抗行動・態度として表れ、親との衝突に繋がると分かった。」と述べられています。この揺れが、口答えや反発として表に出てくるのです。
衝突の材料になっているのは、宿題でもゲームでもなく、依存と自立のあいだの揺れです。だから、宿題の話を上手にしても、衝突は減りません。
同じ研究は、先行研究を紹介するなかで、こうも整理しています。「思春期の子どもの反抗は、基本的には子どもの自我が成長し、自主性や自律性が増大しているために、大人の権威にただ従うのではなく、自分で自分のことを決めたという意志の表れであるとされており」。反抗は、自分のことを自分で決めたいという気持ちの表れだ、ということです。
先ほどのこども家庭庁のとりまとめにも、「子どもにも意思があるので、指示されてばかりだと、反発したくなることもあります。」という一文があります。口答えの量を減らしたいなら、言い方を磨くより、本人が決めてよい範囲を先に広げるほうが筋が通ります。
今日やってみること
明日、いつもは親が決めていることを1つだけ、子どもに決めてもらってみてください。たとえば、夕食のおかずの一品や、宿題を始める時刻です。決まったことには、口をはさみません。
中学校に上がるまでに、決めておきたいこと
この時期にやっておく値打ちがあるのは、決まりの中身より、決まりを変えるときの手続きです。中学生になると、スマホ、門限、お金、進路と、決め直しが必要な場面が一気に増えます。
手続きだけ先に決めておく
たとえば、次の2つです。「言いたいことがあるときは、その場ではなく、日曜の昼に持ち出す」。「変えたい決まりは、本人が案を出してから話す」。
この2つが家の習慣になっていれば、中学生になってからの交渉が口論になりにくくなります。中身は何度でも変えてかまいません。変わらないのは、どこで話すかという1点だけです。
終わりの時期を気にしすぎないことも、ここでは役に立ちます。先の研究は、聞き取りの結果について次のように述べています。
「反抗行動や反抗態度をとることは収まりをみせるものの葛藤は抱き続けるために反抗期の終わりの時期については曖昧さが残るのだと推察する。」
態度は落ち着いても、心の中の揺れは続くので、終わりがはっきりしない、ということです。終わりは、はっきりした線としては訪れません。見るのは収まったかどうかではなく、同じ用件で押し問答になる回数が減っているかどうかです。
中学生になってからの距離の取り方は、中学生の反抗期で無視されるときの、話しかける・待つ・引かないの線引きに続きを書いています。
今日やってみること
今週末、家族で「決まりを変えたいときは、いつ話すか」を1つだけ決めてみてください。「日曜の昼ごはんのあと」のように、曜日と時間で決めます。カレンダーに書いておくと、親も忘れません。
同じ対応をしても、家の空気が変わらないとき
ここまでの2段階は、小学校高学年の多くの家庭で機能する、標準的な進め方です。その場で場を閉じ、落ち着いてから1つだけ決め直す。これを数週間続けると、会話の量は変わらなくても、言い合いの長さが短くなっていく家が多いはずです。
ただし、同じ順番で進めても、家の空気が変わらないことがあります。やり方が雑だったからではありません。前提が2つ抜けているためです。
ひとつは気質です。言い返す力が強く、理屈でも勢いでも応酬が続く子がいます。この場合、止めるべきは子どもの言葉ではなく、言い合いが続いている場のほうです。条件や禁止を足すほど、言葉は激しくなります。増やすのは決まりの数ではなく、親が先に席を外す回数です。
一方、強い言葉を使ったあとに、本人がいちばん後味を悪くしている子もいます。この子に謝罪を求めると、恥を認める作業になるため、かえって口を閉ざします。謝らせる代わりに、同じ用件をもう一度言い直す機会を1つ用意するほうが通ります。「さっきの話、もう一回だけ聞かせて」で足ります。
もうひとつは時期です。人には、外に向かって動きやすい時期と、内側に力を蓄える時期があります。蓄える時期に決定を渡しても、決める力がまだ手元にありません。このとき目安にするのは、言葉の強さではなく、押し問答になる回数のほうです。
この記事のポイント
高学年の口答えや暴言は、その場では場を閉じ、落ち着いてから中身を1つだけ扱います。言葉は要求・反論・発散に分かれ、発散だけは中身がありません。ただし、どこで場を閉じるか、謝罪を求めるかどうかは、相手の気質と今の時期で変わります。言い方を磨く前に、この2つの見立てを置いてください。
反抗期がいつ始まり、どう形を変えて収まっていくのか。年齢の目安だけでは決められない見方は、反抗期・思春期のページで場面ごとに整理しています。
よくある質問
小学生の反抗期にどう接したらいいですか
出てきた言葉の種類を見分けて、その場で扱う話と、落ち着いてから扱う話に分けるのが基本です。要求と反論には中身があるので、間を置いてから決まりを1つ直します。発散には中身がないので、内容を取り合わず、親のほうが先にその場を離れます。接し方を全部そろえようとするより、この仕分けを1つ決めるほうが続きます。
反抗がひどいと感じるとき、どこに相談できますか
学校の担任やスクールカウンセラー、お住まいの自治体の教育相談窓口に、親だけで相談できます。こども家庭庁のとりまとめも、次のように呼びかけています。
「子育ての大変さを保護者だけで抱えるのではなく、少しでも困ったことがあれば、まずは、お住まいの市区町村の子育て相談窓口や保健センター等にご連絡下さい。」
あわせて、次のような変化が重なっているときは、口のきき方の問題として扱わないでください。学校を休みたがる、眠れていない、食事の量が大きく変わる、表情が戻らない、といった変化です。心身の不調が続く場合は、小児科など医療機関にも早めにご相談ください。朝の行き渋りが出ているときの対応は、小学生の行き渋りで朝にやることと夜にやることにまとめています。
親のほうが疲れてしまったときは、どうすればよいですか
関わる量を減らしてかまいません。安全、健康、お金、行き先の共有だけ手放さなければ、親の役目は果たせています。こども家庭庁のとりまとめは、次のように書いています。
「否定的な感情が生じたときは、まずはそういう気持ちに気付き、認めることが大切です。そして、それは子どものことが原因なのか、自分の体調の悪さや忙しさ、孤独感など、自分自身のことが関係しているのかを振り返ってみると、気持ちが少し落ち着くことがあるかもしれません。」
イライラの原因が子どもなのか、自分の疲れなのかを一度分けてみる、ということです。疲れの出どころが自分の側にある日は、決め直しの話をその日のうちに片づけようとしないほうが、結果として早く終わります。
上の子と下の子で出方が違うのはなぜですか
きょうだいの存在そのものが、反抗の出方に影響すると考えられています。先の福島大学の研究は、「きょうだいの存在は親子双方に影響を与え、出生順によって思春期における反抗の在り方、抱える葛藤は異なるものと推察される。」としています。生まれた順番によって、反抗の形も心の揺れも違ってくる、ということです。
上の子の反抗を見ている下の子は、同じ形を取らないことがあります。また、「親も長子からの反抗を経験することで、次子以降の反抗に対しての戸惑いや苛立ちは軽減するものと思われ」とも述べられています。親の側の受け止め方も変わるのです。育て方を途中で変えたから違うのではなく、置かれている順番そのものが違うということです。











