日曜の夕方、取り込んだ洗濯物をたたみながら「今日はどこに行ってたの」と聞きました。中学1年生の娘は「別に。いちいち聞かないで」とだけ言って、部屋に戻っていきました。小学5年生のころは、聞かなくても学校の話を一つ残らず話してくれた子です。たたみかけのTシャツを手にしたまま、スマホで「反抗期 いつまで」と打ち込みました。

ここでお話しするのは、2〜3歳ごろの幼児期の反抗期ではありません。小学校高学年から中学生にかけての反抗期です。

先に答えをお伝えします。目安では、小学校高学年から中学生のあいだに始まり、高校生にかけて落ち着いていく子が多いと考えられています。ただし、始まりも終わりも子どもによって大きく違います。年齢を当てはめても、「うちは遅い」「まだ終わらない」という不安が増えるだけになりがちです。

終わりを見るときは、年齢より家の中の様子を見ます。全部を遮断していた子が、用件には反応するようになる。機嫌のよい日は、少し話すようになる。こうした変化が見えてきたら、関係はもう動いています。このページでは、この見方を軸にします。反抗の「中身」がどう変わってきたかで見る方法です。

反抗期はいつからいつまで?目安はあるが、答えは「中身の変化」で見る

目安はあります。ただ、その目安は幅の広いものです。一人ひとりの子に当てはめて判断する道具には、なりにくいものです。まず、公的な資料と研究が示している幅を確認します。

資料書かれている時期
中央教育審議会の中間まとめ (文部科学省)思春期を「おおむね中学生~高校生に当たる時期」と説明
鹿児島市立青少年育成センターの資料多くの子どもは小学校高学年から高校生までが思春期に当たり、この時期の反抗を第二次反抗期と呼ぶ
大学生への調査 (須崎, 2023)親に反抗的な気持ちを強く感じた時期は、中学校時代と答えた人が最も多く、次いで高校時代。大学生になっても続いていた人は少数

3つ目の調査は、大学生に過去をふり返って答えてもらった小規模なものです。目安の一つとして読んでください。それでも資料をまとめると、おおよその幅は見えてきます。小学校高学年から中学生のあいだに始まり、高校生にかけて落ち着いていく、という幅です。

この幅は、小学校から高校までの数年にまたがります。その中のどこで始まり、どこで終わるかは、子どもによって違います。だから「何歳で終わるか」より、「今どの段階にいるか」を見るほうが、次の一手を決めやすくなります。段階の見分け方は、このあと「いつまで続くのか」の節で表にまとめています。

反抗期はいつから始まるのか。第一次・中間・第二次の違い

反抗期には、一般に2つあると説明されます。幼児期の「第一次」と、思春期の「第二次」です。この2つは、中身も理由も別のものです。小学校高学年〜中学生の保護者が気にしているのは、多くの場合「第二次」のほうです。

第一次反抗期は幼児期の話

鹿児島市立青少年育成センターの資料は、第一次反抗期を「2歳前後のいわゆる『イヤイヤ期』と呼ばれる時期」と説明しています。2歳ごろ、何にでも「イヤ」と言う時期のことです。

「反抗期 いつから」と検索すると、この幼児期の情報が多く出てきます。ただ、小学校高学年〜中学生の子の様子を読み解く材料としては、別の話です。このページでは扱いません。

「中間反抗期」と呼ばれる小学校中学年〜高学年の口答え

小学校の中学年から高学年にかけて、口答えや「わかってる」が増える時期があります。これを「中間反抗期」と呼ぶ解説もあります。ただ、この呼び方は、解説によって指す年齢がまちまちです。

名前よりも、変化そのものに目を向けたほうが手がかりになります。それまで効いていた言葉が届かなくなる、という変化です。

10歳前後で起きやすい変化と、関わり方を切り替える順番は、10歳の壁とは何か。親の関わり方を切り替える順番で整理しています。

第二次反抗期は、体と心の変化と一緒に始まる

第二次反抗期の始まりは、体の変化と重なっています。青年期の親子関係を扱った研究 (須崎, 2023) は、次のように書いています。「概ね小学校高学年から中学生の間になると子どもは第二次性徴が発現し,徐々に身体的に成熟を始める」。体が大人に近づきはじめる、ということです。

心の面でも、変化が起きます。親や教師の言うことをうのみにせず、批判的に見る力がついてきます。研究は、これが反抗の始まりにつながると整理しています。

鹿児島市の資料も、この時期の態度の例を挙げています。「親と話さなくなる」「部屋にこもりがちになる」「外見をとても気にする」といったものです。親から見ると、どれも急に始まったように見えます。でも子どもの内側では、自分の考えを持ちはじめる準備が先に進んでいます。

小学4年生は反抗期なのか

小学4年生で口答えが増えても、それだけで心配する必要はありません。それを「反抗期が始まった」と呼ぶかどうかは、さほど大事ではありません。大事なのは、サインとして受け取ることです。これまでの指示や確認の仕方が合わなくなってきた、というサインです。

学年の早い遅いで心配する必要はありません。小4で目立たなかった子が、中学生になってから表に出てくることもあります。

今日やってみること

今夜、最近子どもに言って届かなかった言葉を一つ思い出して、メモに書いてみてください。「早くしなさい」「宿題は?」のように、以前は効いていた言葉です。書いたら、明日はその言葉を一度だけ使わずに過ごしてみます。

反抗期はいつまで続くのか。終わりは「期間」でなく「中身の変化」で見る

反抗期の終わりは、ある日を境に切り替わるものではありません。反抗の中身が、少しずつ変わっていく流れとして現れます。年齢ではなく、子どもの様子がどの段階にあるかで見ると、判断がつきやすくなります。待つべきか、関わり方を変えるべきか、の判断です。

段階子どもの様子親の側でできること
1. 全体を閉じる返事がない、用件も通りにくい、部屋にこもる時間が長い用件は短く伝えて離れ、期限のあるものは書いて渡す。安全・健康・お金のことだけは引かない
2. 用件には反応する会話は戻らないが、予定や持ち物の連絡には短く答える連絡を途切れさせない。用件のついでに気持ちの話を足さない
3. 機嫌のよい日は少し話す好きなことの話や、テレビを見ながらの一言が出る日がある話してくれた日に質問を重ねない。波を追いかけない
4. 困ったときに自分から来る頼みごとや相談を、自分から持ってくる答えを出しすぎず、本人が決めるのを手伝う側に回る

この並びは、親子関係の研究で示されてきた変化と、方向が近いものです。子どもが心の面で親から離れていくことを、「心理的離乳」と呼びます。これを扱った研究 (濤岡, 2020) は、親の関わり方が「子を抱え込む/子と手を切るという段階から,子が困ったときに,親が助け励まして子を支えるという段階を経て,親が子を頼りにする段階へと変化する」という知見を紹介しています。

平たく言うと、親は「抱え込むか、手を切るか」から「困ったときに支える」へ移っていきます。その先に、「子を頼りにする」段階があります。表の4段目は、この「困ったときに支える」段階につながる入口と読めます。

ただし、この研究が扱うのは、青年期から成人期にかけての長い期間です。中学生の段階を直接示したものではありません。終わりが近いときに家の中で先に起きる変化は、反抗期が終わるきっかけは何かで整理しています。

全体を閉じる
用件には反応する
機嫌のよい日は少し話す
困ったときに自分から来る
反抗期の終わりは「何歳か」ではなく、この流れのどこにいるかで見る。行きつ戻りつしながら進む

注意したいのは、段階はまっすぐ進むとは限らないことです。2段目まで来ていた子が、進級や定期テストの時期に1段目に戻ることもあります。戻ったように見えても、それまでに積み上がった関係が消えたわけではありません。年齢の目安と見比べて焦るより、ひと月前と比べて中身がどう変わったかを見てください。

返事のない時期に、どこまで話しかけ、どこから待つかの線引きは、中学生の反抗期はほっとくべき?無視されるときに話しかける・待つ・引かないの線引きで詳しくまとめています。

今日やってみること

今夜、お子さんの最近の様子が、上の表の1〜4のどの段に近いかを一つ選んでみてください。選んだ段と今日の日付を、カレンダーかスマホのメモに書いておきます。ひと月後に同じことをして、見比べます。

反抗期で一番ひどい時期はいつか

一番ひどい時期は、年齢では決まっていません。山が来やすいのは、年齢よりも、子どもの外側の負荷が重なったときです。

先ほどの大学生への調査 (須崎, 2023) では、親への反抗的な気持ちを感じた頻度も尋ねています。すると、「受験の時や試験期間など特定の期間のみ」と答えた人が一定数いました。毎日反抗的な気持ちを抱いていたと答えた人は、少数でした。

論文はこの結果について、「試験や受験などの外的要因の影響が大きいことを示している」のではないかと考察しています。反抗の気持ちは、親との関係だけで生まれているわけではない、ということです。

同じ論文が紹介する先行研究でも、中学生の母親へのいら立ちは「時折生起する程度」と報告されています。いつも続いているわけではなく、ときどき起きるものだ、という意味です。

親から見ると、毎日がつらく感じられるかもしれません。でも子どもの側には波があります。その波は、学校の行事や試験、友人関係の変化と一緒に動いていることが多いのです。

「一番ひどい時期」の見方

中学入学、部活や人間関係の変化、定期テスト、高校受験。こうした負荷が重なる時期は、反抗が強く出やすくなります。山の時期だと見えたら、新しいルールを足すのは後回しにします。成績の話を持ち出すのも、負荷が下がるまで待ちます。先に保つのは、生活の土台 (食事・睡眠・あいさつ) です。

今日やってみること

今週、学校の予定表を見て、定期テストや行事が重なる週に印をつけてみてください。印をつけた週は、新しいルールや成績の話を持ち出さないと、先に決めておきます。

男の子と女の子で、時期や出方は違うのか

目の前の子を見るときは、性別よりも、その子の受け取り方と今の時期のほうが手がかりになります。性別による違いを強調する解説は、たしかに多くあります。「男の子は黙り込み、女の子は言い返す」と語られることもあります。でも、その逆の家庭もあり、同じ子でも学年によって出方が変わります。

「女の子だからもう始まるはず」「男の子だからまだ先」と当てはめると、目の前の子の変化を見落としやすくなります。始まりの時期も、言い返すか黙るかという出方も同じです。性別で分けるより、その子の受け取り方の傾向と、今の時期で見るほうが実態に近くなります。

反抗の向かう先については、先の論文が紹介する先行研究に指摘があります。母親が対象になりやすい、というものです。日常の接点が多い親に向かいやすいのは、関係が近いことの裏返しでもあります。母親だけが反抗を受けているように見えても、それは育て方の問題ではありません。

息子さんの場合の距離の取り方は、中学生の反抗期、男子は母親との距離が先に広がるにまとめています。

反抗の出方は気質で違う。言い返す子・黙る子・外で出す子

「なんでそんな決まりなの」と言い返す子がいます。「あとでやる」と返事だけして、そのまま動かない子もいます。家では穏やかなのに、外の友人や先輩との関係の中で親から離れていく子もいます。同じ「反抗期」でも、表に出る形は子どもによって大きく違います。

その違いを生む大きな要因の一つが、生まれ持った受け取り方の傾向です。これを気質と呼びます。どの出方が良い悪いという話ではありません。出方が違えば、親が受け取るべき意味も、届きやすい関わり方も変わります。

反抗の出方子どもの受け取り方の傾向親が読み違えやすいこと届きやすい関わり方
言い返す決まりや管理が細かくなるほど、言葉で押し返してくる反論を「親への攻撃」と受け取り、その場で言い負かそうとする反論を「どの決まりが窮屈か」という情報として拾い、その場では決着させず、決まりを見直す日に議題として出す
黙る正面からぶつかるのを避ける。「あとでやる」と返事はするが、そのまま動かない返事をしたのだから納得したと受け取り、動かないことに後から腹を立てる選べる形で案を出し、答えは翌日まで持ち帰ってよいことにする。即答を求めない
外で出す家では親を気づかって反発を見せにくい。信頼できる友人や先輩、外の大人との関係の中で親から離れていく家で穏やかなので「うちは反抗期がない」と思う。外にできた相談相手を、親の代わりとして警戒する外の相談相手を親への裏切りとして扱わない。その相手の話を、聞く側に回って聞く

表は「そうなりやすい傾向」を並べたものです。同じ傾向の子が、全員このとおりに動くわけではありません。

気になるのは、親が自分と同じ出方を前提にしてしまうことです。言い返すことで気持ちを整理してきた親は、黙る子の沈黙を拒絶と受け取りやすくなります。黙って耐えてきた親は、言い返す子の言葉を必要以上に重く受け取りやすくなります。

今日やってみること

今夜、自分が10代のころに親へ反発した場面を一つ思い出して、メモに一行書いてみてください。言い返したのか、黙ったのか、家の外で過ごしたのか。それがわかると、子どもの出方が自分と違う日に、違いとして受け取りやすくなります。

同じ子でも、時期によって出方が変わる

もう一つの要因はタイミングです。人には、外に向かって動きやすい時期と、内側でエネルギーを蓄える時期があります。動きやすい時期には、言葉や行動で押し返す。蓄える時期には、口数が減って部屋にこもる。同じ子でも、反抗の出方が時期によって入れ替わることがあります。

ここまでの年齢の目安と「中身の変化」の見方は、多くの家庭で役に立つ標準的な見取り図です。ただ、この見取り図どおりに待ったり関わったりしても、手応えが見えにくい家庭があります。理由の多くは、次の2つが見えていないことにあります。目の前の子がどんな受け取り方をする子なのか。今が動く時期なのか、蓄える時期なのか。

この2つの見当をつけることを、このサイトでは「見立て」と呼んでいます。気質とタイミングという2つの軸で子どもを見る考え方は、なぜ「声かけ」を変えても子どもは動かないのかで体系的にまとめています。

反抗期が目立たない子は大丈夫か

反抗期が目立たないこと自体は、心配の材料ではありません。須崎 (2023) が紹介する先行研究でも、3〜4割の青年が第二反抗期を経験していないという結果が報告されています。反抗があったとしても、イメージされるような激しいものとは限らない、とも書かれています。詳しい見方は反抗期がない子は大丈夫?にまとめています。

目立たない理由はいくつもある

反抗が目立たない理由は、一つではありません。同じ論文は、反抗期がなかった背景として、2つの場合がありうると推測しています。一つは、家族の中で自立がうまく進み、反抗を必要としなかった場合です。もう一つは、親の期待に応えようと、気持ちを抑え込んでいた場合です。

ほかにもあります。先に表で見たように、家では見せずに、外の関係の中で親から離れていく子もいます。また、中学生には、葛藤を抱えながらもそれを態度に出しにくい子がいる、という指摘もあります。

つまり、「反抗がない」からといって、どちらかに決めつける必要はありません。見るべきは反抗の有無ではなく、子どもが日々を安定して過ごせているかどうかです。

安心してよい様子と、見ておきたいサイン

安心材料になる様子見ておきたいサイン
眠りと食事のリズムが、大きく崩れずに続いている寝つけない、夜中に起きている、食べる量が大きく変わった状態が続く
好きなことや楽しみにしていることがあるそれまで好きだったことに手がつかなくなった
嫌なことがあったとき、誰か (親でも友人でも) に話せている表情が沈んだまま戻らない、誰にも何も話さない
学校や部活に、大きなためらいなく通えている朝になると体調不良を訴える、学校を休みがちになる
「いや」「やめて」と言える場面がある頼まれると断れず、疲れていても「大丈夫」としか言わない

左の列がそろっていれば、反抗が目立たないのは、この子なりの離れ方をしているだけと考えてよいことが多いでしょう。右の列のサインが重なって続くときは、反抗の有無とは別の問題として扱います。次の節の相談先を使ってください。

今日やってみること

今週のどこかで、上の表の左の列を一行ずつ読み、お子さんに当てはまるものに印をつけてみてください。印がつかない行があれば、同じ行の右の列も読んでおきます。

場面別の読み方と、次に読む記事

反抗期の悩みは、場面ごとに形が変わります。無視、勉強、スマホ、学校、親自身の疲れなどです。このピラーでは、全体の見取り図をお伝えしてきました。具体的な場面での線引きは、それぞれの記事で詳しくまとめています。

場面読み方の要点詳しい記事
返事がない・無視されるほっとく範囲と、ほっとかない範囲を分ける中学生の反抗期はほっとくべき?
息子が母親を避けるようになった追いかけず、窓口を一つだけ残す中学生の反抗期、男子は母親との距離が先に広がる
勉強しない勉強の中身は本人に返し、期限のある用件だけ手放さない中学生が勉強しない。放っておいてよい範囲と、親が手を引く順番
スマホでぶつかるルールの中身より先に、誰が案を出すかを決める中学生のスマホのルール
中学に入って様子が変わった反抗に見える変化に、新しい環境の負荷が混ざっていないかを見る中1ギャップとは何か
小学生のうちから口答えが増えた学年より、届かなくなった関わり方を切り替える10歳の壁とは何か
小学生が暴言を吐くようになった学年ごとの違いを見て、暴言への対応を2段階に分ける小学生の反抗期
娘とぶつかって、もう耐えられないキレてしまったあとの立て直しと、母親・父親の立ち位置を決める娘の反抗期が耐えられないとき
物に当たる・家を飛び出す落ち着くまでの離れ方を、事前に決めておく反抗期が激しい子の特徴
学校に行きたがらない反抗と決めつけず、朝の対応とあとの対応を分ける小学生の行き渋り
いつ終わるのか知りたい年齢でなく、家の中で先に起きる変化を見る反抗期が終わるきっかけは何か

言い方そのものに迷ったときは、声かけ・コミュニケーションで、言葉より先に決めておくことを整理しています。勉強やスマホなど、行動の線引き全体は勉強・スマホなどの行動課題にまとめています。親自身のイライラや疲れが先に限界に近づいているときは、中学生の子どもへのイライラが止まらないときの境界線にまとめています。

相談先を考えるサイン

反抗期の範囲を超えているかもしれないサインは、反抗の強さよりも、生活と心身の変化に現れます。たとえば、次のような変化です。

  • 眠れない
  • 食事の量が大きく変わった
  • 学校を休みがちになった
  • 表情が沈んだまま戻らない
  • お金や持ち物の使い方が急に変わった

こうした変化が重なって続くときは、口のきき方や反抗期の問題として扱わないでください。暴力や物を壊す行動で身の危険を感じるときも同じです。

学校には相談の窓口があります。文部科学省は、スクールカウンセラーが「児童生徒へのカウンセリング,教職員及び保護者に対する助言・援助において効果を上げています」としています。子どもだけでなく、保護者の相談にも乗っている、ということです。

担任の先生、スクールカウンセラー、お住まいの自治体の教育相談窓口には、子ども本人が動かなくても親だけで相談できます。心身の不調が続くときは、小児科や児童精神科などの医療機関にも早めに相談してください。

親だけでも使える相談先

こども家庭庁の「親子のための相談LINE」は、子育てや親子関係について悩んだときの相談窓口です。18歳未満のこどもとその保護者などが相談でき、相談内容の秘密は守られます。深刻になってからでなく、迷った段階で使ってかまいません。

今日やってみること

今日のうちに、学校のスクールカウンセラーの相談日と、お住まいの自治体の教育相談窓口の連絡先を調べてみてください。見つけたら、スマホのメモに残しておきます。使うかどうかは、そのあとで決めてかまいません。

このページの要点

小学校高学年〜中学生の反抗期は、目安として小学校高学年から中学生のあいだに始まり、高校生にかけて落ち着いていく子が多いと考えられています。ただ幅は大きく、年齢で早い遅いを判断する材料にはなりにくいものです。

終わりは、中身の変化で見ます。「全体を閉じる → 用件には反応する → 機嫌のよい日は少し話す → 困ったときに自分から来る」という流れです。言い返す、黙る、外で出す、目立たない。こうした出方の違いは気質と時期によるもので、優劣はありません。

よくある質問

反抗期が激しい子には、どんな特徴がありますか

性格の問題というより、気質と関わり方がぶつかりやすい組み合わせのときに強く出やすくなります。たとえば、枠が細かいほど押し返す子がいます。その子に決まりを足して対応すると、反抗はさらに強まりやすくなります。受験や進級など、外の負荷が重なる時期も、激しさが増しやすい場面です。

暴力や物を壊す行動があるときは、家族だけで抱えず、学校や自治体の相談窓口を使ってください。出方ごとの見方は反抗期が激しい子の特徴で整理しています。

反抗期が終わるサインはありますか

年齢よりも、反抗の中に濃淡が出てくるかどうかが目安です。全部を遮断していた状態から、次のような変化が出てきたら、関係は動いています。用件には反応する。機嫌のよい日は少し話す。自分から頼みごとを持ってくる。一時的に元に戻るように見える時期があっても、それまでの変化が消えたわけではありません。

中学生の反抗期は、高校生になっても続きますか

高校生になっても続く子はいますが、中身は変わっていくことが多いです。大学生への調査では、反抗的な気持ちを強く感じた時期を尋ねています。最も多かったのは中学校時代で、次いで高校時代でした。大学生になっても続いていた人は少数です。高校生になってからも、見るのは年齢ではなく、上の表のどの段階にいるかです。

親のほうが疲れてしまいました。どうすればよいですか

関わる量を減らしてかまいません。あいさつと生活の連絡は続けます。安全・健康・お金のことだけ手放さなければ、親の役目は果たせています。疲れが続いて、自分の気持ちがもたないと感じるときもあるでしょう。そのときは、中学生の子どもへのイライラが止まらないときの境界線で、親が消耗しないための線の引き方をまとめています。